ゆっくりと力を入れてゆくには理由があり、ゆっくりと力を入れることにより筋肉が強い力でも受け入れるようになります。素早く力を入れると筋肉が力を拒絶しようとして表層の筋肉にしか刺激が到達しません。筋肉の表面を忙しく軽擦するような施術が一般的になっていますが、このような施術では決して10年も20年もの間蓄積され硬直した筋肉で苦しんでいるクライアントさんを救う事は出来ません。
仮にそういった根本的な深層筋肉の硬直を取らずして痛みを取る事が出来たとしても深層筋肉が硬直したまであれば時間の問題で必ず元の状態にもどってしまいます。深層筋肉の凝りを取るためには深層筋肉の凝りがどこにあるのかを的確に捉えることが出来なければ不可能です。凝りを捉えてその凝りに持続的な圧をゆっくりと深くかけてゆくことで筋肉が自ら蘇ってきます。
深層筋肉が緩むと身体を動かすことで深層筋肉と同時に表層筋肉も動きます。より大きく筋肉が動くことにより同じ運動をしても深層筋肉が緩んでいるのとそうではないのとでは運動量が違ってきます。
またリンパ液のながれはリンパ管が筋肉の収縮によりポンプの役割をして流れていますので、筋肉が硬直してくるとリンパの流れもスムースに流れることが難しくなります。リンパ管は皮膚の表面のすぐ下にありますがリンパマッサージなどを施すことによりリンパの流れは改善しますが、リンパの流れが悪くなっている原因を取り除いていないためその場限りのものとなってしまいます。
やはり深層筋肉を緩めることでそれより上部の筋肉も追従して動きやすくなるためリンパの流れもそれに伴って改善して行きます。
「うつ病」の方に特に多いのは「不眠症」です。不眠症の原因は自律神経のバランスが崩れ交感神経と副交感神経の切り替えが上手に出来なくなったためです。その自律神経のバランスが崩れる原因も筋肉の硬直です。筋肉が硬直すると交感神経が優位になります。通常睡眠を取っている時がいちばん副交感神経の働きが活発になっています。
しかし筋肉が硬直していると交感神経が優位のままなので興奮したまま眠ろうとしていることになります。そのためなかなか寝付きが悪かったり、睡眠が浅い、すぐに目覚めてしますなどの症状が出ます。当整体院に来店される「うつ病」の方はほとんどの方が不眠症です。そして不眠症の改善は難しいと思い込んでいます。
しかし当整体院に来店されるクライアントさんの殆どが初回から3回目までの施術で不眠症から解放されます。なぜこれほどまでに改善されるかというと深層筋肉へのアプローチがしっかりと出来ているからです。
交感神経は活動をしている時、ストレスを感じているとき、緊張をしている時に本来働くべき神経です。一方副交感神経は、痛んだところを修復し、疲れをいやして、元の元気な体に戻すのが、主な役割です。
副交感神経は夜になるとだんだんはたらき始めて、夜眠っている時、休んでいる時に、はたらきがピークになります。筋肉の中には 「神経」 「血管」 「リンパ腺」 が走っていますので、副交感神経が活性化すると、筋肉がゆるんで血液もリンパ腺も神経も、流れやすくなります。
筋肉が硬直すると自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えが上手に出来なくなります。筋肉の硬直により交感神経が優位の状態になり副交感神経のスイッチが入りずらくなります。休みの日やリラックスできる空間であるにも関わらず交感神経にスイッチが入りっぱなしの状態だと疲れが取れずになおさらストレスにさらされている状態になります。
このような悪循環を繰り返すことで「うつ病」に発展して行く可能性が高まるばかりです。その悪循環を断ち切りために筋肉の硬直を取る事がなにがなんでも大切なことなのです。
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自律神経失調症