うつ病の原因はストレスなどによって、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなり、それによりうつ病が起こるといわれています。“セロトニン”と“ノルアドレナリン”は脳の中で、意欲や活力などを伝達する働きをしているため、この働きが悪くなることで憂うつ感などを引き起こしてうつ病の症状があらわれるようになります。
精神科では抗うつ剤により神経伝達物質の働きを修正する事によりうつ病を治療する方法が一般的な治療法です。しかし神経伝達物質の働きが悪くなったという状態になる以前にその状態を引き起こした原因があるという風に考えています。
当院に来店されるクライアントさんは抗うつ剤を十年以上も服用しているにも関わらず、眠れない苛立ちや気分障害や不安があり将来に対しての希望を失っている方が多く見られます。
抗うつ剤による治療も大切だと思いますが、神経伝達物質の働きが悪くなった事は結果そのもので結果を改善するだけで原因を取り除かなければ抗うつ剤で改善したかのように見えてもいつ再発するか分りません。
そもそも神経伝達物質の働きがなぜ悪くなったのでしょうか?
うつ病の方の脳内は神経伝達物質の働きが悪くなっているだけではなく脳内の血流が正常人と比較して悪くなっている事が解っています。
しかし脳内の血流を改善するための療法は行われていません。むしろ脳内の血流を改善する事のほうが重要な事だと思います。
なぜならば神経伝達物質の働きも血液によりエネルギーを得て機能しているからです。血流が悪くなって神経伝達物質の働きが悪くなったと考えた方が自然なことです。
脳の重量は身体全体の約2%ですが、体内の血液のほぼ20%を必要とします。脳にとって血液が運ぶ酸素とブドウ糖は、脳にとってなくてはならないものでその供給が途切れるとたちまち脳の機能は損なわれてしまします。
脳のみならず生命活動の元になっているエネルギーの供給がなければ生存自体不可能なことです。
普段肩凝りや首筋、背中に凝りを感じている人は特にうつ的な症状が全面的に出やすい状態
にあります。なぜならば、もともと筋肉の硬直により血流が悪くなっている上にハードワークなどで更に筋肉がより硬直する為です。
特に首筋が凝ってくると脳への血流がわるくなります。なぜならば血管が頭部へ至るまでに必ず首筋を通らなければならないからです。その首筋の筋肉が硬直して血管が細くなっているのです。
首筋が硬直し凝りが形成されると脳への血流が悪くなるだけではありません。首より上にある器官である鼻、目、耳、脳などに影響を与えます。肩が凝ってくると頭痛や目が疲れる人が多いのはそのためです。
人によっては鼻がつまる。耳鳴りがするという方もいらっしゃいます。
耳鳴りなどは明らかに耳の直ぐ下の首筋が硬直しているためです。数分間の簡単な施術を行うだけで耳鳴りから解放されます。
このように血流が悪くなると脳だけではなくさまざまな影響を受けます。必要な器官に必要な量の血流量が供給されなくなる事で各器官が正常に働かなくなるのは当然の事です。単純な事なのですが、なかなかその事実に気づけません。
ここで私がうつ病の原因を知ることになった体験をお聞きください。
私は一か月もの間やらなければならない知的な作業に手を付けていませんでした。やらなければならない事は解っていてもどうしてもやる気になれず悶々としていました。
非常に単純で頭を使わない事であれば苦痛なく作業を進める事が可能なのにいざ知的な作業になるとパソコンの前に座ることも苦痛に感じていました。
無理に作業を進めようとしてもわずか10分足らずで非常に疲労感を感じました。この時に首筋と肩が酷く凝っている事を認識しておりました。
ふだん首や肩が凝ってくるとストレッチをしたり自分で手作りした道具で凝りをほぐすという事は行っていました。しかし凝り感があまりにも酷い為にこの日には徹底的に首、肩をほぐしました。
1時間ほど悪戦苦闘したあとに、頭の中の霧が晴れたように感じ視界も明るく感じわずか1時間前とは違った世界にいるように感じたのです。
そして脳内が充実してやる気が出てきて一か月もの間手を付けていなかった作業に取り組む事が出来、あっと言う間に作業を終える事ができたのです。
この経験によりうつ病の原因が凝りによる血流不足で脳が正常に働いていないという確信を得る事が出来ました。血流不足がセロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きを悪くしていたという結論に達しました。
それからしばらくはうつ症状が出ているクライアントさんに首、肩、背中を中心とした深層筋整体施術を繰り返し行いました。
※筋肉は重なりあって複雑に層を作っています。皮膚のすぐ下にある筋肉は表層筋肉(表在筋)と呼ばれ表層筋肉の下にある筋肉は深層筋肉(深部筋)と言います。
その結果殆どのクライアントさんの気分に変化があり施術前後では明らかに表情が明るくなるとともにお話をされる量が増えるようになりました。
数多くのクライアントさんの施術を繰り返し「うつ病」や「自律神経失調症」への取り組みを始め脳への血流障害が「うつ病」や「自律神経失調症」の原因だという確信を強めることが出来ました。


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